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第3回心臓病教室を1月24日(水)に開催します

当院医師、スタッフが麻生地域の住民のために無料で開催しています市民向け公開講座「第3回心臓病教室」を1月24日(水) 麻生地区会館(札幌市北区北39条西5丁目3-5)2F 会議室にて13:00から行います。

今回で3回目となる公開講座のテーマは『胃腸の健康と栄養』で、当院副院長・消化器内科医の福島 拓 先生より『胃カメラ・大腸カメラの重要性~いつ、どのような状況で受けるべきか』についてご講演頂きます。心臓病と胃腸疾患の合併は高齢化とともに顕著になっていて、日本での死因の第一位は癌で、第二位は心疾患ですから当然と言えます。実際に、高血圧や狭心症の診断で通院されていた患者さんが、胃カメラで早期の胃がんが見つかったり、あるいはその逆に慢性胃炎や胃腸の癌術後の患者さんが、外来通院中に心房細動などの不整脈を発症することは良く経験します。胃がん、大腸がんともに早期に内視鏡検査で検出できれば、切除し完治することもできますし、最近では抗がん剤治療に新たな分子標的薬が登場し、以前に比べると各段に治療オプションが増えていますので、やはり早期発見・治療が重要になっています。とはいえ、胃カメラ・大腸カメラというと過去に苦しい経験をして、躊躇する方も多いのではないでしょうか。当院では基本的には全例で鎮静薬(麻酔)の点滴を使って、眠ったまま(鎮静下)胃カメラ・大腸カメラを行いますので、驚くほど楽に検査を受けられます。皆さん、検査終了後には「こんなに楽なら、もっと早く受ければ良かった」とおっしゃるほど。となると、後は『いつ、どのようなタイミングで受けるべきか』が重要ですので、消化器内科・内視鏡検査/治療を専門としている副院長からまさにその点について解説して頂きます。

2つめの講演としては、当院の管理栄養士 熊谷、千葉より『食事でできる心臓病予防』と題して講演頂きます。毎日の食生活は、どんなに微々たる習慣でも日々積み重なることで、高血圧や糖尿病など生活習慣病の原因になります。けれど、世の中にはネットを含め様々な『食』に関する情報が氾濫していて、結局どれが正しい食習慣なのか、分からなくなりますよね。もちろん個人の心臓病の重症度や糖尿病や腎臓病などの併存疾患、運動量によって食事指導は異なるわけですが、まずは一般的な『正しい食習慣』に関する知識を専門家から学び自身の食生活を振り返ることが重要です。そして、ぜひ楽しみながら講演を受けられるよう、当日は無料の栄養士が監修した当院1F HEART COFFEEでお出ししているドリンクの試飲会も同時に行いますので、ぜひ楽しみにしていてください。

最後は、もう第1回、2回目と大盛況で、すっかり恒例となった健康体操の実技指導を当院健康運動指導士の村上が行います。今回の体操は『やってみよう! 有酸素運動~自宅でできる血行改善運動~』をテーマとしていますので、寒い冬で自宅にこもりっぱなしで、「最近手足が良く冷えるわ」、という方にはまさにタイムリーな内容となっています。当日はどうか動きやすい恰好でご参加下さい。

このように新年早々、盛りだくさんな内容の第3回心臓病教室ですが、参加は全て無料、事前申し込み不要となっていますので、ぜひ周りの方とお誘いの上、ご参加のほどお待ちしております。