診療案内 | あさぶ内科ハートクリニック | 札幌市北区の内科

診療案内MEDICAL CARE

月~土曜日(土曜は9:00~13:00・日曜・祝日は休診)
午前 9:00~12:00 / 午後 14:00~18:00

循環器内科DEPARTMENT OF CARDIOLOGY

心臓は筋肉(心筋)でできた臓器であり、脳や骨格筋、消化管などの他臓器の血流を維持するポンプとしての役割を果たし、1日約10万回拍動し1日で約7200L(タンクローリー車1台分)の血液を全身へ送っています。
心臓に何らかのトラブル(心疾患)が生じるとこのポンプとしての機能が破綻し、心不全や突然死を発症するだけでなく、全身の臓器障害を引き起こします。
心血管疾患は癌に次いで日本人の死因の第2位であり、特に高齢化社会とともに患者は急増しています。
一方、その死亡率は癌とほぼ同様で、さらに寝たきりや要介護を増加させ、健康寿命を著しく損ないます。
心血管疾患の発症リスクを高める要因は肥満、喫煙、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病であることから、いかにこれらの生活習慣を改善し、心血管疾患の発症を予防することが極めて重要なのです。

01
高血圧について

高血圧とは、血圧の値が収縮期血圧/拡張期血圧のどちらか一方、 あるいは両方が140/90mmHg 以上になる病気です。高血圧は高齢化社会とともに増加しており、いまや予備軍も含めると4,300万人と推定され、国民の3人に1人が罹患する疾患です。
高血圧は“サイレントキラー”と言われ自覚症状がほとんど現れないため、放置している人が数多くいます。しかし、高血圧は無症状のまま突然脳卒中や心筋梗塞を引き起こし、腎機能を低下させます。これが高血圧は心血管病の最大のリスクと言われるゆえんです。
一方、高血圧の診断や、血圧を下げる薬(降圧薬)の効果判定において、診察室よりも家庭での血圧測定が重要視されていますが、実践されている患者さんはまだ少ないのが現状です。

スマートフォン対応高血圧セルフケアサポートアプリ

当クリニックでは、北海道大学と株式会社ORSO(オルソ)が協働で開発したスマートフォン対応高血圧セルフケアサポートアプリ『すこやかダルマ』の臨床研究に参加しています。
このアプリを用いることで、日々の血圧測定をゲーム感覚で飽きることなく継続できます。さらに、体に装着するウェラブルデバイスによって塩分摂取量、身体活動量、睡眠時間等を随時測定し、そのデータがアプリに統合されるため、血圧値だけでなく日々の体調の変化に敏感に気を配ることができるようになります。
健康診断で高血圧の疑いと判定された、あるいは高血圧と診断されたが血圧管理に苦慮されている患者さんはぜひ当院へご相談ください。

02
脂質異常症について

以前は「高脂血症」と言われていましたが、2007年から「脂質異常症」という病名に代わりました。「脂質異常症」は体内で脂質の代謝が低下したり、食事からの脂質を過剰に摂取することで生じます。その結果、血液中の悪玉コレステロールであるLDLコレステロールが140mg/dL以上、善玉コレステロールであるHDLコレステロールが40mg/dL以下、あるいは中性脂肪 (TG)が150mg/dL以上になるとき、「脂質異常症」と診断されます。最近はメタボリックシンドロームの患者あるいは予備軍を早期に発見するための「メタボ健診」で脂質異常症を指摘される患者さんも増えてきました。
通常、脂質異常症だけでは症状はありません。しかし、症状はなくてもLDLコレステロールや中性脂肪は血管壁に沈着し、「プラーク(粥腫)」を形成して動脈硬化を少しずつ進展させます。このプラークの表面はとても脆弱で破れやすく、一度プラークが破れるとそこに血の塊(血栓)が生じ、血管を詰まらせてしまうため、脳梗塞や心筋梗塞の原因となります。したがって、LDL(悪玉)コレステロールを低下させ、HDL(善玉)コレステロールを上昇させるような食事・運動療法(生活習慣の是正)および脂質降下薬による薬物治療が心筋梗塞・脳梗塞を予 防する上で重要です。

また、脂質異常症がその他の原因(ホルモンの異常、肝臓病、ステロイド治療、経口避妊薬など)によって起こる場合がありますので、この場合は原因を治療することが先決です。
脂質異常症の約8.5%は遺伝子の変異によって起こることも明らかになっています。
ご家族に脂質異常症が多い方や、若年で心筋梗塞・脳梗塞を発症されている方は早い段階から薬による治療が必要になります。
当院では心血管疾患の予防医療を重視しており、その原因となる脂質異常症に対しては、頚部・心臓・四肢の血管の超音波検査や、血管の硬さを調べることによって、全身の動脈硬化の有無を検索することができます。
そして食事・運動といった生活習慣の是正や薬物療法を積極的に行っています。
コレステロールが気になる方や、健診で脂質異常症と指摘された方は、ぜひお気軽にご相談ください。

03
糖尿病について

糖尿病とは、血液中を流れるブドウ糖(血糖)が持続的に高い病気です。
通常、糖分が体内に吸収されると膵臓よりインスリンというホルモンが分泌され、その作用でエネルギーを必要とする細胞に糖が取り込まれます。しかし、糖尿病になるとインスリンの分泌が不足したり、インスリンが分泌しても効果が十分発揮できずに(インスリン抵抗性)、糖をうまく細胞に取り込めず、その結果、血糖が持続的に増加します。血糖値が高いまま放置されると全身の動脈硬化が進行しますが、特に細い血管(毛細血管)から早期に侵されるのが特徴で、毛細血管が集中する目の網膜や腎臓が先に障害されます。これに加えて、手足の神経障害が生じ、これらは「糖尿病性網膜症」「糖尿病性腎症」「糖尿病性神経障害」として糖尿病の3大合併症と言われます。さらに進行すると大血管をも障害し、脳梗塞・心筋梗塞など命に係わる病気を発症します。これらの合併症は糖尿病と診断されてから5-10年で出現すると言われ、さらに病状が悪化すれば失明、人工透析、手足の壊疽(切断)を余儀なくされず、著しく生活の質が低下してしまいます。
糖尿病には、膵臓β細胞が自己免疫機序で破壊され、インスリンの分泌が全くない1型糖尿病と、糖尿病家系の遺伝背景に加えて、食べ過ぎや運動不足、肥満、ストレスが誘因となりインスリンの分泌低下・作用減弱によって発症する2型糖尿病に分けられます。その他にも膵臓腫瘍や薬剤に伴う糖尿病や妊娠糖尿病があります。
糖尿病の初期では自覚症状がなく気づかれないことも多いですが、高血糖が持続すると「のどが渇く」「夜間の頻尿」「足の痺れ」などの症状が出現します。

治療はまず食事療法、運動療法によって血糖値をコントロールすることがとても重要です。特に運動療法は薬には真似できない多面的な有効性が近年証明されており、その一つの理由として、運動器の主体である骨格筋自身がホルモン(マイオカイン)を産生し、脳や心臓など離れた臓器に効果を発揮していることが明らかになってきました。当クリニック院長はこれまで糖尿病や心不全モデルマウスを用いて、骨格筋における異常が病状をさらに悪化させることを発見し世界に報告しています。
したがって、糖尿病において骨格筋を量・質ともに鍛えることはとても重要です。
そのためには、客観的にご自身の運動能力や骨格筋機能を知ることから始める必要があります。
当院では、クリニックでの導入例では道内初の呼気ガス析機能付き心肺運動負荷検査を常備し、これらをいつでも評価することができますので、検査を希望される方はいつでもお声がけください。

04
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)について

心臓は絶え間なく血液を全身へ拍出し続ける臓器(筋肉の塊)ですが、そのポンプとしての役割を果たすためには心臓の筋肉(心筋)に自体に絶えず酸素や栄養を送り続ける必要があります。この心筋への血流は冠動脈という3-4 mm 程度の太さの血管から供給されます。
冠動脈は左冠動脈(前下行枝、回旋枝)と右冠動脈の3本に分かれており、この冠動脈において動脈硬化が生じ内腔が狭くなると、心筋に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、心筋虚血に陥ります。その結果、坂道を上った時や重いものを持った時に胸痛や胸部圧迫感を自覚するようになります。冠動脈の狭窄はあるもの閉塞まで至っていない状態が「狭心症」で、動いた時の胸の圧迫感は安静にすれば数分~数十分で改善することが通常です。また、冠動脈に動脈硬化がなくても、早朝の安静時などに冠動脈の痙攣(spasm)によって一過性に狭窄する場合があり、これは「冠攣縮性狭心症」といって日本人に頻度が多いことが知られています。冠動脈が完全に閉塞すると「心筋梗塞」となり、心筋に血液が完全に流れなくなるため、その部分が壊死していきます。症状は30分以上持続する激しい胸痛・胸部圧迫感として表れ、冷や汗や吐き気を伴うこともあります。放置すると壊死範囲はどんどん広がり不可逆的な心筋障害となるため、できるだけ早くに(発症から12時間以内に)閉塞した血流を再開させる治療であるステント治療や冠動脈バイパス術が必須です。もし、当クリニックで心筋梗塞が疑われる患者さんがおりましたら、速やかに診断し高次医療機関へご紹介します。

不整脈について

心臓は全身へ血液を送るために、1日約10万回も規則正しく拍動していますが、この拍動リズムを司っているのが右心房にある洞結節と呼ばれる部分です。この洞結節から作られた電気信号が心房、房室結節(心房と心室の境目)、そして心室へと順序良く伝わって心臓を規則正しく収縮させています。この規則正しい電気の流れが突然早くなったり、遅くなったり、時に途切れたりと一定のリズムが急に乱れる病気が「不整脈」です。
不整脈には様々な種類があります。洞結節とは異なる部位から電気信号が出現し、脈が飛んだり抜けたりする「期外収縮」などは健康な人でもよく認められ、放置して問題ないことが大半です。その他の不整脈としては、脈が急に速くなる不整脈(頻脈性不整脈)、脈が急に遅くなる不整脈(徐脈性不整脈)に大別されます。

頻脈性不整脈

脈が速くなる不整脈には、心房からの電気信号が本来の流れとは異なる経路(副伝導路)をバイパスして心室へと伝わるために脈が速くなる「発作性上室性頻拍」や、心房がブルブル痙攣したようになり、電気信号が不規則に心室へと伝導し脈がバラバラになる「心房細動・心房粗動」があります。特にこの「心房細動」は70歳以上の高齢者の10人に1人が罹患すると言われており、心房内の血液が滞ることで血の塊(血栓)ができてそれが血流にのって脳梗塞を引き起こすことが大きな問題となっています。これらの不整脈は抗不整脈薬による薬物治療や、細い管(カテーテル)を血管に通して不整脈の発生源や経路を焼いて治療するカテーテルアブレーションによって治療が可能です。また、脳梗塞の予防として血液をサラサラにする薬剤(抗凝固療薬)の内服が必要です。
一方、心室自体の電気信号が急に速くなる「心室頻拍」や心室が細かく震えるようになる「心室細動」は心臓が空打ち状態となり、脳への血流が不足して失神、さらには心停止に至ることがあり極めて危険な状態です。
この場合、すぐに薬物的あるいは電気的除細動(体外から心臓に電気ショックを与えることで、規則正しいリズムに戻す治療)が必要です。当院では一般の公共施設に設置される自動体外式除細動器(AED)ではなく、より高度な二相性除細動器を常備しており、命に直結する危険な不整脈に対して速やかに対応可能です。

徐脈性不整脈

脈拍が遅くなる不整脈には、拍動リズムを司る洞結節の機能低下により脈拍が50回/分以下に遅くなる「洞性徐脈」、あるいは一時的に洞結節からの電気信号が発生しなくなる「洞不全症候群」、さらには心房まで伝わった電気信号が、心房と心室の境目(房室結節)でブロック(途絶)され、その先の心室にうまく伝わらない「房室ブロック」があります。
徐脈性不整脈が重症になると心臓から送り出される血液量が低下するため、体のだるさや心不全症状を呈します。
また、心臓が4秒以上停止すると脳虚血症状(めまい、失神)が起こり、それが運転中であれば交通事故、高所にいれば転倒などにつながりとても危険です。このような症状を呈する徐脈性不整脈はペースメーカーの植込み術が必要になります。
不整脈の診断は発作が出ている時には12誘導心電図検査で診断できますが、来院時には発作が出ていないことも多く、通常の心電図では診断が難しい場合は24時間ホルター心電図検査を施行し、診断率を向上させます。当院で採用したホルター心電図は最新式の小型・軽量・防水機能付きであり、装着後も入浴可能でストレスなく生活を送ることができます。また、検査結果はその日のうちに解析できます。
また、不整脈そのものの診断はもちろんですが、不整脈の原因となっている隠れた心疾患(冠動脈疾患、弁膜症、心不全、先天性心疾患)を見逃さないことも重要ですので、心臓超音波検査によって隠れた心疾患がないかチェックします。
さらに、不整脈は血液中の電解質が崩れたり、一部のホルモンの異常でも引き起こされますし、ストレスや過労、睡眠不足などの不規則な生活習慣もまた不整脈の誘因になります。これらの原因を問診や血液検査で明らかにします。

05
心不全について

心不全とは、何らかの原因により心臓のポンプ機能が弱くなり、長い期間全身に十分な血液が送れなくなった状態を言います。心不全になると息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなって寿命を縮めます。
心不全の原因は心臓の筋肉自体の病気(心筋症)、心臓を養っている血管の病気(狭心症、心筋梗塞)、心臓の中の血液の流れを正常に保つ弁が狭くなったり、きっちり閉まらなくなったりする病気(弁膜症)、脈が乱れる病気 (不整脈)といった心臓そのものの原因から、高血圧や糖尿病、一部のホルモン異常など、全身の病気に由来するものまで幅広く存在します。
本邦で高齢化ととともに心不全患者が増加し、現在で120万人ほどが毎年1万人のペースで増加しています。また一度、心不全を発症すると約半分の患者さんが5年以内に亡くなるというデータがあり、一部の癌とほぼ変わらない死亡率です。
したがって、いかに心不全にならないようにするか(一次予防)、あるいは一端心不全を発症した人の再発予防(二次予防)がとても重要です。

当クリニックでは、心不全の初期段階から心臓移植が必要な重症患者まで、大学病院で専門的に診療してきた経験を基に、心不全の予防、早期発見、適切な心不全の薬物治療の導入に努めます。
特に、専門である心臓リハビリテーションを重視しており、クリニックでは道内初の呼気ガス分析機能付き心肺運動負荷検査によって、それぞれの患者さんの運動能力に応じた、適切な運動を提案(運動処方)します。
さらに、最新のテクノロジーを駆使して、北大病院と日立製作所で共同開発した心不全患者向けセルフケアサポートアプリ『みまもり帖』を活用し、全く新しい方法で心不全の悪化防止や健康寿命の延伸を推進します。
高齢になればなるほど心不全になるのは避け難く、また完治も難しい病気ですが、心不全を上手に管理し自宅で元気に生活できるよう私達が全力でサポートします。

06
睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群 (SAS)とは、睡眠中に呼吸が頻繁に止まる、あるいは浅く・弱い呼吸になることで睡眠の質が低下し、日中の眠気や高血圧など日常生活に支障を来す状態です。2012年に群馬県の関越自動車道で起きた高速バスの事故 (乗客7名が死亡、38名が重軽傷)は運転手にSASの症状があったことが報道されました。実際に本邦での患者数は200万人以上いると言われています。
SASの診断は無呼吸低呼吸指数(AHI)で評価され、これは10秒以上の無呼吸・低呼吸(呼吸が浅く・弱くなる状態)が1時間当たりに発生する回数を意味します。AHIは5回未満が正常範囲内であり、20回以上の無呼吸は治療を検討したほうが良い重症度です。
当院では最新式の簡易睡眠検査を常備しており、この検査装置をお渡ししご自宅で一晩つけて寝ていただきその結果を分析することで、AHIを容易に測定できます。
大きないびきや睡眠中の無呼吸、日中の眠気で仕事や勉強に集中できないなどの症状にお困りの方は、いつでもご相談ください。

07
下肢閉塞性動脈硬化症について

下肢閉塞性動脈硬化症とは、足の血管の動脈硬化により血管が狭くなったり、詰まったりする病気です。足への血流が悪くなることで、指が青白くなり、一定距離を歩くと主にふくらはぎなどに痛みやだるさが出て休まないと歩けなくなります。
さらに病気が進行するとじっと安静にしていても足の痛みが持続し、末期には治りにくい潰瘍ができたり、黒くなって壊死してしまいます。このような重症の下肢虚血に至ると仮に血流を良くしても改善は乏しく、血流の悪い組織はばい菌(感染)の温床にもなるため、下肢切断を余儀なくされる場合があります。そうなる前に早期発見、治療がとても重要です。当院では最新式の血圧脈波検査装置(ABI)を常備していますので、両腕と両足の血圧を同時に測定するだけで動脈硬化を早期に発見することができます。一般的には足の血圧の方が高いので、1.0以上が正常となりますが、足の血流に異常があると1.0未満となり、特に0.9未満では下肢閉塞性動脈硬化症の可能性が高くなります。
さらに、ABI検査で異常があれば、当院では超音波専門技師がエコー(超音波)検査を用いて痛みや苦しさを伴わず、またCT検査等による被爆の心配もなく下肢の動脈硬化を正確に観察します。手足の冷たさや歩行時の足のだるさ、痛みにお心当たりの方はぜひお気軽にご相談ください。

08
禁煙外来について

喫煙は循環器疾患の重大な危険因子であり、肺がんを始めとする様々な癌の原因となります。
実際に20歳より前に喫煙を始めると男性で8年、女性で10年も寿命が縮まると報告されていますが、早く禁煙すればするほどその寿命は取り戻せます。
しかし、その危険性が分かっていてもなかなか禁煙できないのは、たばこに含まれるニコチンは依存性があるため、禁断症状を起こすからです。
つまり、ニコチン依存症は病気であるという認識が重要です。2006年4月から下記の4つの条件を満たせば、健康保険等を使って禁煙治療を受けることができるようになりました。

健康保険等で禁煙治療を受けるための条件

  • 01

    ニコチン依存症を判定するテスト(TDS)で5点以上

  • 02

    [1日の喫煙本数×喫煙年数]が200以上(35歳未満は除く)

  • 03

    直ちに禁煙を始めたいと思っている

  • 04

    禁煙治療を受けることに文書で同意(サインなど)

ただし、上記要件を全て満たさなくても、自由診療で禁煙治療を受けられます。
当院では、禁煙外来を希望される方は問診票・同意書への記入と医師の診察の後、息に含まれる、煙草の有害物質・一酸化炭素の濃度を専用の機器で測定します。飲み薬による禁煙補助薬を服用していただきながら、それぞれの患者さんに最適な禁煙方法のアドバイスを行います。私達の提供する禁煙治療プログラムは12週間で5回の通院が必要です。たばこをやめたいと考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

消化器内科GASTROENTEROLOGY

上部消化管内視鏡(胃カメラ)
大腸内視鏡(大腸カメラ)による検査

最新の内視鏡システムを用いて詳しく検査を行います。
胃カメラは、代表的な苦しい検査の一つですので、できるだけ苦痛が少なく実施できるように、静脈麻酔をもちいて寝ている間に検査を行います。いままでの検査が辛かったという場合はお申し出下さい。

01
ピロリ菌の診断・除菌

ピロリ菌は胃癌のリスクだけでなく、胃・十二指腸潰瘍、リンパ腫など様々な病気の原因となります。特に、胃癌との関連においては、WHOでもその関連性を発展させ、胃がんを予防するという観点からピロリ菌除菌に重点を置くべきとの見解を明らかにしております。
ピロリ菌の明確な感染経路ははっきりしておりませんが、少なくとも幼少時(15歳未満)に感染リスクがあり、持続的に胃粘膜に炎症を生じさせる結果、萎縮性胃炎という慢性胃炎に進展することで、胃癌が発生してくると考えられています。ピロリ菌の感染率は年齢と相関関係があり、年代が高ければ高いほど感染率が高いことがわかっています。現在の60歳以上の方の実に約60%の方は、ピロリ菌に感染しており、そのほとんどが無症状です。
このピロリ菌に対しては、除菌治療をすることによって胃癌の抑制効果、胃・十二指腸潰瘍の予防効果が期待できます。抗生剤を用いた「1週間の内服治療」で高い確率で除菌することが可能です。ただし、除菌薬を飲んだすべての人で除菌が成功するわけではないので、除菌判定も大切です。また除菌後も胃癌のリスクは残りますので、定期的に胃カメラを受けることも大切です。

02
消化管内視鏡による早期がん、ポリープの治療

早期に発見された胃癌・大腸癌は、外科手術を行なわずに(内科)内視鏡による治療で治癒が期待できます。
手術に比べて体への負担が少なく、臓器温存ができることに加え、何より癌を早めに見つけることにより、癌そのものの「治癒率」が高くなります。
(内科)内視鏡での治療の対象となる病変はリンパ節転移の心配のない「浅い癌」です。
病変を含めるように剥ぎ取ることで完全に切除することができます。当院では治療までは行いませんが、できるだけ早期に診断し専門病院へご紹介いたします。
大腸に生じるポリープは、約90%が腫瘍性ポリープであり、時間経過と共に癌化していくタイプのポリープです。
これもポリープのサイズが小さいうちに発見できれば、(内科)内視鏡で切除が可能で、たとえポリープの一部に癌化が生じていても、切除により治癒することができます。小さなポリープは外来検査の時にその場で治療を行うことがありますが、治療後数日間は後出血などに注意をしていただく必要があります。比較的大きい病変の場合は、入院での経過観察が妥当ですので、入院治療が可能な専門病院へご紹介いたします。

03
炎症性腸疾患 (潰瘍性大腸炎・クローン病)

ひどい下痢や腹痛、血便が続く場合には炎症性腸疾患を疑う必要があります。
大腸カメラや血液検査などを組み合わせて適切な診断を行い、症状に応じて様々な種類の薬を組み合わせて治療を行います。

04
肝炎

肝炎について

肝臓に炎症が起こり、肝細胞の破壊が生じる「肝炎」といいますが、その原因としてはウイルスや薬剤、アルコール、脂肪、自己免疫などが挙げられます。肝炎をおこしたまま長い時間が経過すると、やがて肝硬変や肝がんへと進行してしまうため、肝炎の原因を見つけ、それに対して治療を行っていく必要があります。

ウイルス性肝炎の治療

現在、肝炎の中で一番多い割合を占めるのが、C型肝炎ウイルスが原因で起こる肝炎です。
C型肝炎は一度罹ってしまうと慢性化することが多く、肝硬変・肝がんを起こす原因としても知られています。

以前はインターフェロンという注射薬を用いた治療が主流でしたが、2014年から注射をしないで飲み薬だけで行う治療が確立され、以前に比べて副作用も少なく、治療を行った95%以上の患者さんがウイルスを完全駆除できるようになりました。
当院では治療薬の選択からウイルス駆除後のフォローアップまで専門的な知識を駆使しつつその方にあった治療を行っていきます。

脂肪肝、アルコール性肝炎など
生活習慣による肝炎の治療

過度の食事や運動不足、飲酒は肝臓に対して負担がかかります。
そして、その負担が肝臓内に障害を引き起こし、進行すると肝硬変や肝がんに至ります。アルコール性肝炎は、以前に比べて少なくなっておりますが、一方で肝細胞への脂肪沈着による肝障害(非アルコール性脂肪性肝障害)は増加傾向にあります。
この種の肝炎の一番の治療法は生活習慣の改善が基本なのですが、肥満はそこまでではないのに高度の肝障害を呈する脂肪性肝障害の方がおり、根本的な治療法がない場合があります。
このような方地は、長期的な視野で治療を続けていく必要があります。

05
肝硬変

肝臓の炎症がおこると肝細胞が破壊されます。
炎症によって破壊された細胞を修復しようと肝臓は働きますが、それが慢性的に長期間続くと、やがてその働きにも限界となり、肝臓の中で線維組織が増え、肝臓が小さく硬くなり、本来の肝臓の機能を十分に果たせなくなってしまいます。
この状態のことを「肝硬変」といいます。全ての慢性的な肝障害はこの肝硬変に至ります。
肝硬変が起きてしまうと、今まで保てていた体内の色々なバランスが崩れ、黄疸、腹水貯留、肝性脳症、食道静脈瘤といった様々な病態を生じ、さらにこの変化は不可逆的です。さらに、肝硬変から肝細胞がんが発生することも知られています。
腹水の予防では日々の生活において塩分の制限が必要となり、肝性脳症の予防では便秘をしないように排便コントロールが重要になってきます。各々の症状に応じて、予防や治療が必要となるため、当院ではこまめな検査やより厳格な日常生活の指導を行っております。

一般内科GENERAL INTERNAL MEDICINE

急な発熱、鼻水、咽頭痛、咳などの上気道炎症状や腹痛、嘔吐、下痢などの消化器症状を自覚された患者さんは予約なしでいつでも診察可能です。
当院では一般的な内科疾患の診断・初期対応を行っており、患者さんが安心していつでも受診できるかかりつけ医としての役割を担います。
また、多様な内科疾患から専門的な医療が必要な各分野へ振り分ける、総合的な内科診療を行っております。
近年、個々の内科分野の専門性が高まり、それぞれの分野で先進的な医療技術が進歩して参りました。
その一方で、患者さんからは内科の各分野が分かりにくくなってきており、インターネットが広まった現在でも尚、正しい情報を見分けることは非常に難しくなっています。
当院では日本内科学会認定総合内科専門医の資格を有する医師が日々の診断・治療を行っており、専門的な医療が必要な患者さんに対しては連携している高度医療機関に適切なタイミングでご紹介致します。