新年明けましておめでとうございます。

今年2024年は辰年、私は1976年の辰年産まれですので年男になります。2024年は新年早々から大地震や航空機事故など、未曾有なニュースから幕を開けましたが、何とか良い1年になるよう努力し願っています。

先日、2024年1月号の月間クオリティに当院の記事が掲載されました。

世の中は物価や光熱費の高騰で生活が大変厳しくなっていますが、医療業界もまた同様で、高齢者人口の増加に伴う社会医療費の増大と少子化対策の財源確保のため、政府は社会医療費の歳出改革でそれらを賄おうとしています。その結果、皆さんの医療保険料の増加や自己負担額の増額、さらには医療機関が請求する診療報酬を削減する政策が出されており、医療資材の高騰や医療スタッフの賃上げに対応できない医療機関が続出し、医療機関であっても大変厳しい経営状況に陥ることが予想されます。

ただ、どんな状況下であっても、日本医師会の医の倫理にある通り、医療の本質は『人』への愛に基づく自発的行為であり、最新の医学のエビデンスに基づいて、真っ当で正しい医療行為を、良心と医の倫理に従って行うことに変わりはありません。

当院は開院から今年で5年目になりますが、初心を忘れず地域住民向けの無料公開講座など、健康増進のための様々な取り組みを続けます。

これまで通り本院では循環器内科専門医による心臓病・生活習慣病の管理、消化器内科医による鎮静を使用した苦痛の少ない内視鏡検査を行います。また、昨年開院した分院施設では心臓リハビリテーション室、運動施設（メディカルフィットネス）、歯科診療所、待合室兼カフェを構え、看護師、検査技師、理学療法士、管理栄養士、運動療法指導士など多職種によるチーム医療をクリニックであっても実現していきます。本年度は当院の取り組みを日本全国の学術集会で積極的に発信する予定です。

本年もチーム一丸となって地域の健康増進に努めて参りますので、どうか本年もよろしくお願い申し上げます。