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第74回日本心臓病学会学術集会に参加しました(長崎)

先週末、長崎・出島メッセで開催された第74回日本心臓病学会学術集会に参加してまいりました。レンガ造りの長崎駅から直結の会場は広々として清潔感にあふれ、快適な学会環境。天候は小雨から晴れへと移ろい、気温は28〜30度と、長崎らしい蒸し暑さのなかでの開催でした。

高齢化が進むなか、心不全は「一度よくなっても、再び悪化して入院を繰り返しやすい」病気です。この再入院をいかに防ぎ、住み慣れた地域で安心して暮らし続けていただくか——今回の学会でも、私はこのテーマを中心に学んでまいりました。

JCCN(開業医循環器クリニカルネットワーク)のセッションでは私も座長を務め、最終日9月13日(日)の朝に「心不全パンデミックを支える地域連携」をテーマに、3名の先生にご講演いただきました。

南 一敏 先生(たちばなベイクリニック)は、複数の診療科を備えた強みを活かし、高齢の患者さんに多い複数の持病をまとめて診ながら、心不全になる前の段階から予防に取り組む「かかりつけ医」の役割を紹介されました。土倉 潤一郎 先生(土倉内科循環器クリニック)は、標準的な治療に漢方や在宅医療を組み合わせ、つらい症状の緩和や体力の低下(フレイル)対策、通院が難しい方への往診に取り組む実践をお話しくださいました。今村 泰崇 先生(久我山ハートクリニック)は、最短15分で結果が出る血液検査や心エコーを備え、専門病院に引けを取らない迅速な診断で、いざという時に高度な医療へつなぐ「橋渡し役」を担う取り組みをご提示くださいました。

いずれの講演にも共通していたのは、患者さんの再入院を防ぐために、クリニックと基幹病院、そして多職種がチームとなって切れ目なく支える「地域連携」の大切さです。当院でも、こうした学びを日々の診療に活かし、早期発見と増悪予防、そして病院との連携をいっそう強めてまいります。

前夜は眼鏡橋近くの「絲屋」で先生方と懇親を深め、長崎名物のトルコライスも堪能。多くの刺激と学びをいただき、心もお腹も満たされた学会となりました。