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新型コロナ対策に伊達メガネ

新型コロナウイルス感染症が全国的に流行し、北海道も毎日感染者数が多くて不安な日々をお過ごしと思います。

3密を避ける、手洗いや消毒、換気をこまめにする、マスクを常時つけるなど予防策はもうかなり一般に浸透していると思いますが、そんな中で意外と皆さんがご存知ないのが目の保護(アイウエア)の存在です。

新型コロナウイルスは口や鼻といった上気道の粘膜から感染しますが、目の粘膜組織である「結膜」からも感染します。新型コロナウイルスに感染した方の咳やくしゃみ、しゃべっているときの唾液(つば)に含まれるウイルスが顔にかかった場合、目の粘膜(結膜)からウイルスが体内に入ります。また、ウイルスが付いたテーブルや椅子、スマホやパソコンのキーボードなどを触って、そのまま手で目をこすったりさわったりした場合にも感染する可能性があります(日本眼科医会ホームページより)。この予防のためには目をさわらない・こすらない、手を洗うことが重要ですが、常時それを徹底することは決して簡単なことではありませんよね? そもそも目を触ったという意識するないまま、無意識に目元を触ることも多々あります。

そこで、目からのウイルス侵入を軽減するためにおすすめなのがメガネの着用です。 目の前にレンズがあることで、飛沫が眼に入ることを軽減する効果があり、さらに無意識に目を触ったり、こすったりすることを防いでくれるという効果も期待できるのです。私は普段はコンタクトレンズを使用しているのですが、そういう場合でも伊達メガネでウイルス対策をするという方法があります。実際に日本環境感染学会が出しているガイドラインでは、医療従事者がマスクを着用していない患者さんの対応をする場合、マスクを着用していても、眼の保護がなければ中等度以上の感染リスクと判断され、2週間の就業制限が必要ですが、マスクと眼の保護両方していれば低リスクとなり就業制限がありませんので、結構大きな違いなのです。

そこでさっそく、札幌駅にあるおしゃれ眼鏡ショップで伊達メガネを買ってきました!もちろんゴーグルやフェイスシールドでも代用されますが、普段街中などで着用するのはちょっと抵抗がありますよね😔同じ理由で当院の職員は全員マスク着用とともにフェイスシールドか眼鏡をしています。決して目が悪いスタッフが多いわけではありませんからね😊

ところで、ちまたで売られている眼鏡のフレームは多くが中国などから輸入されています。今回の新型コロナの流行で、海外からのパーツの流通が一時立ち行かなくなり国産のフレームに注目されましたが、実はこの国産フレームのシェアNo.1が福井県の鯖江市であることをご存知ですか?ところがこの鯖江市の眼鏡もコロナの影響で売り上げが一時低下し、維持するのが難しい状況があったようです。そこで、“さばえ産地活性化協議会”が設立され、総額1億5000万円キャッシュバックキャンペーンを実施中のようです。私は今回、この世界に誇る“さばえのめがね”を購入してみました。軽さ、強度、風合い、全てにおいてとても満足しています😊

新型コロナウイルスは無症状であっても発症2日前から感染力があるとされています。ましてや感染者が増えている現状ではいつ遭遇するか分かりません。

ぜひ、人込みや大きな声での会話、会食の際にはマスクだけでなく、目を守るアイウエアも装着しておきたいですね😊