2026年7月18日・19日、千葉の幕張メッセで開催された第32回日本心臓リハビリテーション学会学術集会(会長:吉田俊子先生/聖路加国際大学大学院看護学研究科教授)に参加してまいりました。

当院からは、理学療法士の安部貴仁と看護師の星沙織が演題発表を行いました。安部は「”通えない”を”続けられる”へ ―無料送迎車導入が外来心臓リハビリテーションの継続に与えた影響―」と題し、当院独自の無料送迎システムをご紹介するとともに、その費用対効果にまで踏み込んで検討しました。本研究はすでに論文化し、現在『日本心臓リハビリテーション学会誌』に投稿中です。
星は「外来心臓リハビリテーションに組み込んだ看護師主導のACPの効果」を発表しました。外来心リハにアドバンス・ケア・プランニング(ACP)を組み込むという点は新規性が高く、大きな注目を集めました。今後、心リハの参加者は高齢心不全患者が大多数を占めると予想されるなか、ACPを外来心リハのルーティンに組み込むことができれば、早期からのACP介入が可能となります。
二人とも満員御礼の聴衆を前に、堂々と落ち着いて、内容の充実した発表を行ってくれました。
私自身も、教育基礎講座アドバンスとして「症例で学ぶ心リハ薬物管理のポイント」を講演いたしました。立ち見が出るほどの盛況のなか、心リハは静的・動的なバイタルや来院ごとの心不全サインのチェックを通じて、運動療法だけでなく「薬物治療を動かす場になる」という点を強調しました。

会期中の幕張は32℃の猛暑。初日はあいにくの雨でしたが、翌日は晴天に恵まれ、帰りには近くのアウトレットモールでの買い物も楽しみました。懇親会では、KKR医療センター、奈良県立大学、岩間循環器内科、釧路三慈会病院の先生方や理学療法士の皆さまと交流でき、大変有意義な学会となりました。
当院は北海道内における外来心臓リハビリテーション専門クリニックの第一号として、その自負をもって取り組みを全国に発信し、さらなる診療のレベルアップを図ってまいります。ご参加された皆様、大変お疲れさまでした。そして、留守を守ってくれたスタッフに、改めて感謝申し上げます。

