ブログDIRECTOR'S BLOG

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血液のBNP (ビーエヌピー)値で分かること

血液検査の項目でBNP (ビーエヌピー)ご存知でしょうか? つい先日、上皇后 美智子様が散策中の息切れの検査のため血液中のBNP値を測定したところ上昇しており、話題になりました。BNPの正式名称は「脳性(B型)ナトリウム利尿ペプチド」、つまり最初は脳で発見されたホルモンなのですが、現在は壁の進展や圧上昇などのストレスによって心臓(心室)から分泌されるホルモンとして知られています。BNPはそのものが血管を拡げ、尿の排出を促す作用を持っており、心臓へのストレスを和らげる生理作用を持っています。したがって、その値の上昇は「心臓に負担がかかっている」状況を鋭敏に反映しており、「心不全」を診断する上で有用な指標になっています。施設によってはBNPの代わりにNT-proBNPが測定されます。両者は同じ指標として使われますが、基準値が大きく異なることに注意してください。血液中のBNPが100pg/mL以上 (NT-proBNPでは400 pg/mL以上)が心不全の診断の基準値です。

BNPは肥満や腎機能などによって値が影響を受けるため、高いからといって必ずしも心不全の診断にはなりませんが、基準値以下だと心不全の可能性は低くなります。血液のBNP値が高い場合、心臓超音波検査などのさらに詳しい検査で心臓肥大や弁膜症など心不全の原因となるような心疾患があるか調べます。最近は健診の追加項目にもなっているBNP。当院では15分以内で測定可能なBNP迅速測定装置を設置しておりますので、心臓の病気が心配な方や、動いた時の息切れを感じ、心臓が原因か気になっている方はいつでもご相談下さい。