2020年12月29日で当院は本年度の仕事納めとなりました。
本年度も大変多くの患者さんにご来院頂き誠にありがとうございました。
思えば、新型コロナウイルス感染症に振り回された1年でした。3-4月の第一波(北海道では第二波)が流行し、当初はマスクなどの個人防護具も不足している中で電話再診やオンライン診療を開設して何とか乗り切り、来るであろう再流行に備えて院内各所に感染予防策(アルコール消毒、アクリルパネル、サーキュレーター、3密状態を監視するモニターなど)を講じました。さらに、スタッフと連日議論の末、発熱患者さんの診察時間と動線の分離、新型コロナの迅速検査キット使用に向けた札幌市との行政検査委託の締結を行い、かかりつけ患者さんが例え発熱しても当院で新型コロナの検査や診療を十分賄える準備をして参りました。
その結果、11月からの第三波の感染拡大に対しては万全の体制で診療が可能となり、安心して通常診療と発熱診療を分けて行うことができました。これも一重にスタッフの多大なるご尽力、ならびに患者さんのご協力なくしては成し得ませんでした。重ねて御礼申し上げます。
私達はどのような状況にあっても、しっかりと生活習慣病や心臓病の管理、あるいは消化器系癌の早期発見に努め、専門病院との懸け橋となるかかりつけ医としての役割を全うします。特に11-12月は健診の二次精査で来院される患者さんが非常に多く、コロナでの受診控えの影響か例年より状態が悪化してからの来院が多い印象でした。健康診断で要精査となった患者さんはぜひ、当院へお早めにご相談下さい。万全の感染対策を講じた上で、皆様のご来院を心よりお待ち申し上げております。
来年もぜひ当院をよろしくお願い申し上げます。